南知多町の化石

ページ番号1005154  更新日 2025年3月31日

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巻き貝の新種化石が南知多町の地層から発見されました!

今回の発見について

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師崎層群から発見され、「ミナミチタナガバイ」と命名された化石(愛知みずほ大 川瀬基弘准教授提供)

 愛知県知多半島に分布する中新世(約1,800万年~1,700万年前)の師崎層群から発見された巨大なエゾバイの仲間の巻貝化石が、Neoberingius ヒメナガバイ属としては日本初の化石記録となる新種(絶滅種)であることがわかりました。地名にちなんで Neoberingius minamichitaensis (ネオベリンギウス・ミナミチタエンシス)と命名しました。 

 ヒメナガバイ属の化石は産出が稀であり、今回の新種の発見により(現在は東北以北、オホーツク海、ベーリング海に分布する)ヒメナガバイ属が中新世には愛知県の深海域まで分布を拡大していたことが明らかになりました。また、これまで本属の起源は中期中新世と考えられていましたが、今回の発見により本属の起源が前期中新世まで遡る(世界最古のネオベリンギウス属の化石である)ことが示されました。

ヒメナガバイ属の論文

今回の発見について論文が執筆されました。日本語概要版も掲載します。ぜひご一読ください。

南知多町で採集された化石について

南知多町では様々な場所で化石が採集されています。採集された化石の一部は南知多町総合体育館1階に展示してあります。ご興味のある方はぜひ一度足を運んでみてください。

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採集者:木下洋一様
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採集者:蜂矢喜一郎様
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南知多町総合体育館1階に展示されていますので、ぜひご覧ください

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このページに関するお問い合わせ

まちなみ環境課
〒470-3495 愛知県知多郡南知多町大字豊浜字貝ケ坪18番地
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