エキノコックス症感染拡大防止対策実施のお知らせ
エキノコックスとは
エキノコックスは、寄生場所を変えながら「虫卵→幼虫→成虫」と成長する寄生虫の一種です。成虫はキツネや犬に寄生することが知られています。
成虫に感染したキツネや犬の糞便と一緒に虫卵が排泄され、人への感染はこの虫卵に汚染された食物や水などを飲み込むことで起こります。
症状が現れるのは、一般的に感染してから10年前後です。エキノコックス(幼虫)は、人の体内では主に肝臓や肺に寄生し、肝不全などの障害を引き起こすことがあります。
適切に予防をすれば、人への感染を心配する必要はありません。また、人から人への感染はありませんが、次のことには十分に気をつけてください。
- 野山に出かけ、帰ったときはよく手を洗うこと。
- 野犬や野生動物にはむやみに触れないこと。 触れた場合は、よく手を洗うこと。
- 衣服や靴についた泥は、よく落とすこと。
- 沢や川の生水は、飲まないこと。
- 山菜や野菜、果物などは、よく洗ってから食べること。
- 犬の放し飼いをしないこと。犬の糞便は適切に処理すること。
感染拡大防止のため駆虫薬入りのエサを散布します
現時点では、愛知県内での人への感染は確認されていませんが、知多半島地域は、北海道以外で唯一、犬への感染が報告されています。
そこで、犬への感染拡大を防ぐため、国立感染症研究所が、厚生労働行政推進調査事業として、知多半島地域の一部の場所において、駆虫薬入りのエサの散布を開始します。この事業には、愛知県と知多半島の関係市町が協力します。
南知多町内では、以下の地域で実施します。
大 字 |
字 |
---|---|
山 海 | ひばりヶ丘 |
豊 丘 | 緑ヶ丘、大城、高見台 |
豊 浜 | 中洲ヶ丘、東ヶ丘、小佐ヶ丘 |
大 井 | 郷見台、狐塚、上ノ山 |
片 名 | 横道ヶ丘 |
散布スケジュール
散布開始時期 | 散布頻度 | 散布期間 |
---|---|---|
2023年1月から | 1カ月に1度程度 | 2年間継続予定 |
散布するエサについて
散布するエサは焦げ茶色で四角形の形をしています。
使用する駆虫薬(プラジクアンテル)は、人やペットが触れたり、少量を誤飲しても健康被害の心配はありません。
また、野外においては通常1週間以内に自然と分解されるため、環境に悪影響はないとされています。
散布方法
散布は、手撒きで行います。
また、摂食動物の確認のため、自動撮影装置を一時的に設置する場合があります。
問い合わせ先
詳しくは、下記の外部リンク「犬におけるエキノコックス症の発生に伴う注意喚起について」をご確認ください。
外部リンクの「7 リーフレット」に相談窓口一覧が記載されています。不明な点は該当する相談窓口にご連絡ください。
このページに関するお問い合わせ
まちなみ環境課
〒470-3495 愛知県知多郡南知多町大字豊浜字貝ケ坪18番地
電話:0569-65-0711 ファクス:0569-65-0694
まちなみ環境課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。