新南知多中学校建設に係る再検討について

　5月に開催した住民説明会では、多くのご参加をいただきありがとうございました。住民説明会でいただいたご意見、町の財政や学校をはじめとする全ての公共施設の状況を踏まえ検討した結果、「現時点で決定したこと」、「今後について」報告させていただきます。

1　住民説明会の概要

（1）建設事業費の高騰について

　当初、新中学校の建設事業費は26億円だったが、地質調査で判明した盛土部分補強の追加法面工事や昨今の物価高騰の影響により、38億円まで増加している。

（2）町の財政状況について

　必ず支出しなければいけない経費が増えている一方、歳入では自主財源が減少しており、厳しい財政状況が続いている。当初予定していた金額を大きく超えた38億円で新中学校建設を進めた場合、財政の健全性が危ぶまれる懸念がある。

※住民説明会の概要や質疑応答は下記ページに掲載しています。

• 住民説明会概要・質疑応答

2　現時点で決定したこと

　これまでの計画どおりに新中学校を建設した場合、行政サービスの低下や老朽化が進む公共施設の大規模改修工事の凍結など、大きな影響を及ぼす懸念があり、これらを避けるために様々な方法を検討する必要があることから、次のことを決定いたしました。

3　今後について

○新中学校建設時期が延期となるため、現南知多中学校の生活環境整備に努めます。

○公共施設の建替えや大規模改修時期の再検討、出生数や人口推計による施設規模の見直し、これから必要となる施設改修などの概算事業費の試算、財源確保のための調査を実施し、公共施設再配置計画ロードマップの見直しを行います。

○令和7年3月末までに、新中学校の建設時期、保育所や小中学校をはじめとする全ての公共施設の再編について総合的な見直しを検討し、その後、住民説明会を開催する予定をしています。

○新中学校建設時期に関わらず、南知多中学校と篠島中学校の統合について引き続き協議していきたいと考えています。

　計画変更に伴い、多くの方々にご心配・ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫びいたします。本町にとりまして大きな問題であり時間が必要でありますので、何とぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。

ご意見・ご質問などございましたら、下記問い合わせ専用フォームまでお願いします。