糖尿病を予防しましょう

ページ番号1005476  更新日 2025年12月11日

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糖尿病とは

 糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)の量が多い状態が慢性的に続く病気です。
 糖尿病になっても、初期の場合は、自覚症状がないことがあります。糖尿病は、病気になってからなるべく早い時期に治療を始めることが、病気の進行や合併症の予防にとって非常に重要です。糖尿病を治療している場合でも、糖尿病以外の病気の早期発見や健康の維持、増進のためには、特定健康診査・後期高齢者健康診査を定期的に受けることが大切です。

南知多町の状況

 町が抱える健康課題の一つに糖尿病があります。
 令和5年度の南知多町の有病率は7.9%、糖尿病に関する1人当たりの医療費は242,954円です。この数字は県(7.7%、233,245円)と比較しても高い数値になっています。(あいち国保健康レポート(県全体版)平成30年度~令和5年度より)
 また、令和6年1月1日時点での透析患者数は1万人対比で29.8人であり、知多半島内でも一番高い数字です。(公益財団法人愛知腎臓財団「透析患者実態調査(2024年1月1日時点)」、2024年1月1日あいちの人口より)

糖尿病を治療しないでいると…

 長期間、糖尿病を治療しないでいると、病気が進行したり、合併症が起こったりすることがあります。
 糖尿病により血糖値の高い状態が長く続くと、全身の血管が傷ついたり、詰まったりして、さまざまな合併症(慢性合併症)が起こります。
 細い血管が傷ついて起こる病気には、神経の合併症(糖尿病性神経障害)眼の合併症(糖尿病性網膜症)腎臓の合併症(糖尿病性腎症)などがあります。
 太い血管が傷ついて起こる病気では、動脈硬化症があり、動脈硬化症が進行すると、心臓の血管が詰まる合併症(心筋梗塞)や脳の血管が詰まる合併症(脳梗塞)、足の血管が詰まる合併症(抹消動脈疾患)などがあります。

糖尿病の三大合併症は「しめじ」で覚えよう

3大合併症は「しめじ」で覚えよう

糖尿病が原因で引き起こす

し…神経障害

め…網膜症(目)

じ…腎症

糖尿病を予防するために

1. バランスの取れた食事
 野菜、果物、全粒穀物、魚、豆類などを中心とした食事を心がけ、糖分や脂肪分の多い食品を控えめにします。1日3食規則正しく食べることや、間食はヘルシーなスナックを選ぶことが大切です。

2. 適度な運動
 週に150分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)を目標に、少なくとも週3日、できれば毎日やりましょう。筋トレも取り入れると効果的です。階段を使う、歩く距離を増やすなど、日常生活のなかで身体を動かす機会を増やすこともお忘れなく。

3. 体重管理
 健康的な体重を維持すること、特に腹部肥満を避けることが糖尿病予防につながります。

4. 禁煙
 喫煙はインスリン抵抗性を高め、糖尿病リスクを増加させるため、禁煙をお勧めします。

 これらの生活習慣の改善は、糖尿病の予防だけでなく、全体的な健康状態の向上にも寄与します。日々の小さな工夫を積み重ねて、健康的な生活をめざしましょう。
 なお、1型糖尿病が生活習慣と関係なく発症することや、2型糖尿病の発症に、体質など生活習慣以外の要因が関与していることにも留意が必要です。

 

糖尿病について詳しく知りたい方は、以下のホームページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

健康こども課
〒470-3495 愛知県知多郡南知多町大字豊浜字貝ケ坪18番地
電話:0569-65-0711 ファクス:0569-65-0694
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