県指定文化財
木造阿弥陀如来立像(もくぞうあみだにょらいりつぞう)
- 種別
 - 彫刻
 - 時代
 - 平安時代
 - 指定年月日
 - 昭和32年9月6日指定
 - 数量
 - 1躯
 - 所在地
 - 南知多町大字豊浜字高浜51番地
 - 所有者
 - 極楽寺
 

阿弥陀三尊(阿弥陀仏・観世音菩薩・勢至菩薩)の中尊で像高98cmヒノキの一木造り。白木造りのように見えるが、ところどころに漆の跡が残っていて、もとは漆の上に金箔をつけた漆箔像であったようです。頭の螺髪は細かく配慮よく整い、肉髻は高く幅も広く、面相は頬が豊かで半眼とともに優しさを示していて、美しさのなかに力強さを感じます。なで肩をおおう納衣の彫りは浅く、襟元から流れるようにさがる薄くたたんだ衣文は、股間に合流して細かい線条となります。これらの特色から藤原末期の作といわれています。
紺紙金字妙法蓮花経(こんしきんじみょうほうれげきょう)
- 種別
 - 書跡
 - 時代
 - 室町時代
 - 指定年月日
 - 昭和51年8月2日指定
 - 数量
 - 9巻
 - 所在地
 - 南知多町大字師崎字明神山1番地
 - 所有者
 - 羽豆神社
 

応永15年(1408)4月、三河守護一色満範(道範)が、幡頭崎大明神(羽豆神社)に寄進した妙法蓮花経8巻、心阿弥陀経1巻で、同人の施入状が付いています。後世の改変はありますが、原態の推定は可能で、現存する室町時代写経の代表的な遺品であるとともに、所蔵者の移動もなく伝世し、当時の上流武士の信仰を知ることのできる貴重な資料となっています。
算額(さんがく)
- 種別
 - 有形民俗
 - 時代
 - 江戸時代
 - 指定年月日
 - 昭和50年1月31日指定
 - 数量
 - 1面
 - 所在地
 - 南知多町大字豊浜字鳥居37番地の2
 - 所有者
 - 光明寺
 

宝暦2年(1752)、内海中之郷村の榎本犀助章清、大岩久次郎則重の両名が「小佐の薬師堂」と呼ばれ近隣の村村に厚い信仰を得ていた東方寺(現浄土寺)へ奉納した算額といわれ、県内最古のものです。横176.7cm、縦32.3cmの杉板に野口権平治の問いに対する解答3題と自問自答1題について、図をいれて説明したものです。薬師堂の移築(昭和6年)とともに光明寺に移りました。保存状態もよく、和算の内容、系譜を知る上で貴重な資料となっています。
算額(さんがく)
- 種別
 - 有形民俗
 - 時代
 - 江戸時代
 - 指定年月日
 - 昭和53年10月16日指定
 - 数量
 - 1面
 - 所在地
 - 南知多町大字内海字南側69番地
 - 所有者
 - 泉蔵院
 

宝暦4年(1754)、内海中之郷村の榎本犀助章清が泉蔵院に奉納した算額で、県内では光明寺の算額に次いで2番目に古いものです。横199cm、縦45cmの杉板に幾何学の図形4題について解答と問題の解き方が朱墨され、図形に朱を用いた跡がみられます。裏には榎戸家の系譜が記されています。江戸時代中期の和算を知る貴重な資料です。
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