南知多町長

就任の挨拶（令和5年1月23日）

　私の町政4期目の挑戦となった今回の選挙は、皆さまの審判を受けることなく無投票となり1月23日より引き続き町政運営を担わせていただくこととなりました。

　この12年間の行政運営において、少しでも早く取り組む必要があるにもかかわらず先送りしてきた事。

　町民に我慢をお願いする必要を感じても、信念を貫けず安易に妥協を重ねてきた事。

　私も職員も、このままでは近い将来行政サービスが行き詰まる危険を察知していても、結果として逃げていた事。

　これら、自らの課題を克服する覚悟と強い決意で4期目に臨んでまいります。

　それは、3期目就任あいさつで限りある財源の中、豊かな地域を次の世代に引き継ぐためには、町民の皆さまと行政の知恵と工夫、そして協調し、4つの危機（自然災害、人口減少、産業の衰退、公共施設の老朽化）を乗り越えていかなくてはならない！と訴え、その取り組みを進める中で職員と「自らの課題を克服せずに未来はない! 」との思いを重ねてきました。

　その思いを、南知多町第7次総合計画の理念「暮らし続けられるまちをあなたとつくる」将来イメージ「絆・選ばれる理由があるまち」に込め「役場が変われば、みんなが変わる　みんなが変われば、まちが変わる」との意思表明で、我々の決意を示します。

さて、変わるといえば本年4月には南知多中学校が開校し、学習環境が大きく変わります。この影響は本町の総ての中学生に及びます。

　南知多町の児童生徒像は、郷土に誇りを持ち、心豊かに自ら学び、心身ともに健康でたくましい児童生徒です。

　私たち大人には、少子高齢化による厳しい現実を真正面から受け止め、変化を恐れず子どもたちに誇れる郷土をつくる責任があります。

　私はその先頭に立ち、南知多町を「日本一住みやすいまち」にするため、全身全霊で努力することをお誓い申し上げ、就任のあいさつとさせていただきます。