グリーンスローモビリティ(低速電動車)の導入実証

ページ番号1003074  更新日 2020年11月18日

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目的

  • 篠島、日間賀島ではそれぞれ年間約20万人の観光客が訪れていますが、バスやタクシーなどの交通手段がないため、観光客の移動は徒歩やレンタサイクルに限られ、島内を周遊する環境が十分ではありません。
  • 日間賀島では令和元年度に国家戦略特区制度を活用した自家用有償観光旅客等運送「日間賀島のぐるりーバス」を夏季期間限定で実施し、観光客をはじめ、島内の高齢者、子どもなど、多くの利用者があり、新たな移動システムについての必要性が求められています。
  • そこで、今回、日間賀島において、時速20キロメートル未満で公道を走ることができるグリーンスローモビリティ(低速電動車)を導入し、島内での高齢者等への移動支援や、観光客が島の風景をゆっくり楽しめることができる移動手段を確保し、滞在時間の延長をめざす実証調査を行います。

実証内容

  • 日間賀島の島内における新たな移動手段の可能性を探るため、2つのタイプの車両を使って実証運行を行います。

タクシーとして利用

◇実施期間
 令和2年11月16日(月曜日)~11月23日(月曜日)

◇運行時間
 午前9時~午後4時(悪天候等により変更になる場合があります)

◇待機場所
 ひまポ(日間賀島西港)

◇利用方法
 利用をご希望の方は、ひまポ内で受付します。
 ひまポで乗車し、目的地まで運行します。
 ※運航できる道路が限られますので、目的地の近くまでしか運航できないこともあります。 

◇車両
 ヤマハ発動機 AR-07

ヤマハ発動機 AR-07

島内周遊バスとして利用

◇実施期間
 令和2年11月25日(水曜日)~12月6日(日曜日)

◇運行時間
 午前9時~午後4時(毎時1便)
 ※ひまポ(日間賀島西港)から毎時00分発で運行

◇運行ルート
 ひまポ(日間賀島西港)⇒日間賀島漁業協同組合⇒資料館
 ⇒恋人のブランコ⇒日間賀島東港⇒ひまポ(日間賀島西港)

◇利用方法
 ご利用希望の方は、ひまポ内で受付します。
 ひまポ(日間賀島西港)から乗車。空席の場合は各バス停でも乗車できます。

◇車両
 シンクトゥギャザー eCOM-8

シンクトゥギャザー e-COM8

実証事業によって検証する効果

  • 実証運行と利用者アンケートにより、次のような効果を検証します。

観光客

(1)観光客の立ち寄り箇所の増加

・観光客の移動の利便性を高めることによる、観光客の立ち寄り箇所の増加効果を検証

⇒ 立ち寄り箇所が増えることにより、滞在時間が増えて島内での消費の拡大が期待される。

(2)グリーンスローモビリティによる移動の満足感

・グリーンスローモビリティ型車両に対する興味度及びグリーンスローモビリティでゆっくり島内を移動することに対する満足度を検証

・2つの異なるタイプの車両を運行し、車両に対する興味度の違いを検証

⇒ 乗ってみたいと感じる車両で島内の景色を楽しむことが日間賀島の新たな観光魅力となれば、グリーンスローモビリティを観光PRに活用することが期待できる。

(3)港と宿との移動手段としての利用の可能性

・港と宿泊施設との移動手段としての利用の可能性を検証

⇒ 港と宿泊施設との移動手段として活用することができれば、宿泊客の送迎の負担を軽減することが期待できる。

島内の高齢者

(1)高齢者にとっての乗りやすさ

・2つの異なるタイプの車両を運行し、高齢者にとってグリーンスローモビリティ型車両の乗りやすさを検証

⇒ 高齢者が乗りやすい車両であれば、高齢者の移動手段として活用することが期待できる。

(2)ドアツードアに近い移動手段の可能性

・自宅から乗降場所までの移動の負担を少なくするために、集落内の運行の可能性(運行可能な道路、他の車の運行の障害の有無)を検証

・目的地まで直接移動できるようにするため、事前予約制の運行の可能性(予約の手間がかかることへの抵抗感、運行の効率性の確保)を検証

⇒ ドアツードアに近い移動手段が可能となれば、加齢に伴い移動が制約される高齢者の外出を支援することが期待できる。
 

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