梅原猛先生について

 哲学者。大正14(1925)年、宮城県に生まれる。
 生まれてすぐに愛知県知多郡南知多町内海の名士で、醸造業を営む伯父夫婦の養子となり、青年期まで海と山に囲まれて過ごす。
 哲学から仏教の研究に入り、その間に『隠された十字架』(1972年/毎日出版文化賞)、 『水底の歌』(1973年/大佛次郎賞)を発表。
 その後、縄文・アイヌを研究。「梅原日本学」を確立。著作の多くは「梅原猛著作集」1期・2期各20巻に収められる。 現在「梅原学」確立のため、中世の文学・芸能としての「能」の研究に入る。
 劇作家としてスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』(1986年/大谷竹次郎賞)・『小栗判官』(1991年)、 『オオクニヌシ』(1997年)を、狂言『ムツゴロウ』(2000年)、能『河勝』(2008年)等を発表。
 1987年 国際日本文化研究センター所長、1993年 第13代日本ペンクラブ会長、2011年 東日本大震災復興構想会議特別顧問に就任。
 1992年 文化功労賞、1999年 文化勲章を受章。
 また1995年に南知多町名誉町民となった。

主な著作

・『地獄の思想―日本精神の一系譜』(1967年/中央公論社)
・『隠された十字架―法隆寺論』(1971年/新潮社)
・『水底の歌―柿本人麻呂論』(1972年/新潮社)
・『学問のすすめ』(1979年/佼成出版社)
・『神々の流竄』(1981年/集英社)
・『梅原猛著作集』全20巻(1981-82年/集英社)
・『ヤマトタケル』(1986年/集英社)
・『日本人の「あの世」観』(1989年/中央公論社)
・『誤解された歎異抄』(1990年/光文社)
・「思うままに」(1993年7月より中日新聞月曜日夕刊連載中)
・『亀とムツゴロウ―思うままに』(1999年/文藝春秋)
・『京都発見』全9巻(1997-2007年/新潮社)
・『第2期梅原猛著作集』全20巻(2000-03年/小学館)
・『最澄と空海―日本人の心のふるさと』(2005年/小学館)
・『親鸞の告白』(2005年/小学館)
・『葬られた王朝―古代出雲の謎を解く』(2010年/新潮社)
・『人類哲学序説』(2013年/岩波書店)
・『親鸞「四つの謎」を解く』(2014年/新潮社)

ほか多数の著書あり