篠島 鯛としらすとフグの島

自然が作り上げた芸術の島

三河湾国定公園内にある篠島は、愛知県知多半島の先端、師崎港から約3kmに位置する面積0.94㎢の島。昔から「東海の松島」と呼ばれ、 変化に富んだ周囲8kmの海岸線は大小十数の島からなる、まさに「自然がつくりあげた芸術品」である。 万葉集には「夢のみに 継ぎて見えつつ 小竹島(しのじま)の 磯超す波の しくしく思ほゆ」と詠まれており、島には歌碑が建てられている。 また『日本書紀』の記録以来、伊勢神宮との結びつきが強く、古くから歴史がある島としても興味深い。

0.94ku(平成28年4月1日現在)

1,705人(平成28年3月末現在)

世帯数

597世帯(平成28年3月末現在)

観光客数

22.5万人(平成27年)
両島の概要/PDF
  • 篠島海岸

篠島の歴史を訪ねる

『日本書紀』によると伊勢神宮を建立した天皇一行が船で伊勢湾を旅していたときに篠島に立ち寄った。その際に海産物、特に鯛をことのほか喜ばれ、 「ぜひ伊勢神宮へ献上してみてください」と言われ、伊勢に旅立っていたと書かれている。それ以来、千年以上にわたって、毎年3回(6月に188匹、 10月・12月にそれぞれ160匹、計508匹)島の神職が島でとれた鯛を塩漬けに調整し、伊勢神宮内宮へ献上している。

日間賀島 タコとフグの里海

  • タコ壺

日間賀島は愛知県に3島ある有人島の中で、面積は最小の0.77㎢であるが、年間に訪れる観光客数は最も多い。 師崎港から約2kmに位置し、夏には海水浴が楽しめるほか、潮干狩りやタコのつかみどりもできる。また、1年を通して サイクリングやクルージング、底引き網漁も楽しめる。名物はトラフグとタコ。トラフグの漁期は10月から3月で、 日間賀島付近でとれたフグは下関に運ばれているものもある。タコは日間賀島のシンボル的な存在。西と東の港には大きな タコのモニュメントが置かれるなど、多くの人たちに親しまれている。

0.77ku(平成28年4月1日現在)

1,979人(平成28年3月末現在)

世帯数

612世帯(平成28年3月末現在)

観光客数

26.1万人(平成27年)
両島の概要/PDF

日間賀島の歴史を訪ねる

古より海上交通の要所にあり、伊勢、奈良の都に近い位置にあった。縄文時代後期からの外洋型の漁業は伝統的に 受け継がれ、古墳時代には他の追従をゆるさないほどに発達した漁業技術を背景に海人集団の文化が成立していた。 その証とし、全国的にも群を抜いて多くの魚を朝廷に献上していたとされている。また、江戸時代には将軍家や 尾張藩に献上する御用鯛を日間賀島の漁師が承っていた。現在では、全国でも有数の漁獲高を誇るフグをはじめ、 豊富な魚介類が四季折々に水揚げされている。